水(みず)が歌(うた)う赤(あか)い宮殿(きゅうでん)
ソラとネコのアマルがアルハンブラ宮殿で赤い丘の朝を体験している場面1 / 10
グラナダの水音(みずおと)さがし

赤(あか)い丘(おか)の朝(あさ)

スペイン南部(なんぶ)グラナダ、シエラネバダを望(のぞ)む丘(おか)に着(つ)くと、ソラとネコのアマルは足(あし)を止(と)めました。赤(あか)い丘(おか)の上(うえ)に宮殿(きゅうでん)が連(つら)なり、雪山(せつざん)から水(みず)の細(こま)い音(おと)が降(お)りてきます。水(みず)と数学(すうがく)と詩(し)が、涼(すず)しい中庭(なかにわ)をつくるという合図(あいず)を、風(かぜ)がそっと運(はこ)んできます。ソラは地図(ちず)の上(うえ)で山(やま)の高(たか)さを指(ゆび)でなぞり、遠(とお)くまで来(き)た人(ひと)の道(みち)のりを想像(そうぞう)しました。目(め)の前(まえ)の景色(けしき)は、自然(しぜん)と人(ひと)の時間(じかん)が同(おな)じ場所(ばしょ)で重(かさ)なった一枚(いちまい)の絵(え)です。

もうひとつの手がかり!

地図(ちず)で場所(ばしょ)を確(たし)かめると、遺産(いさん)は遠(とお)い国(くに)の点(てん)ではなく、山(やま)や海(うみ)とつながる暮(く)らしの場所(ばしょ)だと分(わ)かります。

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